レックス・ブラウン社、小売店向けフルフィルメント用ロボット「GreyOrange」を導入へ

07.01.2020

ロボティクス・トゥモローより

人工知能と機械学習を活用して世界中の企業のフルフィルメント業務を最適化するソフトウェアとモバイルロボットのグローバルプロバイダーであるグレイオレンジ(www.greyorange.com)は本日、グレイオレンジの新しいモジュール式仕分けロボット群であるレンジャー モバイル ソートが、レックスブラウンの倉庫にシンプルで拡張性の高い方法で最新の自動化をもたらすと発表しました。

調達、ブランディング、流通において急成長を遂げているeコマースのエキスパートであるレックス・ブラウン社は、注文パターンとフルフィルメントへの期待が変動する中で、流通センター内と外部の両方の変化にリアルタイムで適応する能力を持つレンジャー モバイル ソートを選択しました。さらに、レンジャー モバイル ソートは、レックス・ブラウン社の持続可能性に関する意欲的な目標達成に貢献することでしょう。

レックス・ブラウンは現在、大手有名ブランドのユニリーバから、エマ・バントンのベビー用品会社キット&キンなどの中小企業(SME)チャレンジャー・ブランドまで、幅広いお客様の注文を年間250万件処理しています。Ranger Mobile SortとGreyMatterの導入により、レックス・ブラウンは年間1,000万件を超える注文を処理することができるようになります。

GreyOrangeは、2019年2月にドイツ・シュトゥットガルトで開催されたLogiMATで、Ranger Mobile Sortを発表しました。これらのモバイルソーティングロボットは、フリートで動作し、効率的かつ流動的に小包を受け取りから発送まで移動させ、特に量のピーク時にリジッドシステムで発生し得るソートのボトルネックを回避することができます。GreyMatter社のインテリジェンス・ソフトウェアは、Rangerロボットの学習レイヤーとして組み込まれており、ロボット同士やGreyMatter社の中央システムと通信し、注文処理の優先順位や在庫移動パターンを継続的に再計算することができます。

 

AIを搭載したモバイルソーティングシステムは、簡単に拡張できるため、小売業や物流業など様々な用途で投資に適した選択肢となります。

 

レックス・ブラウンのマネージングディレクターであるアッシュ・カンダリ氏は、「私たちがレンジャーモバイルソートを選んだ理由は、お客様からの成長量が増えていることと、私たち自身の野心的な目標があるので、制約なくビジネスを成長させるためにサポートしてくれるパートナーが必要だからです」と述べています。Ranger Mobile Sortは、私たちの業務と簡単に統合できます。GreyOrangeのように、私たちの未来志向のミッションに沿ったパートナーは重要な存在です。"Kandhari氏はこう付け加えます。「Ranger Mobile Sortは、自動導入により、当社の既存の包装機とシームレスに接続できます。システム固有の柔軟性により、現在のニーズに合わせてスタートでき、ビジネスの成長に合わせてスケールアップできるため、初期段階での多額の資本支出のリスクを軽減することができます。"

グレイオレンジのEMEAセールスディレクターであるナイジェル・ラヒリ氏は、次のように述べています。「今日、ピーク時の物量の変化や運用コスト削減の圧力など、ビジネス要件が常に変化するため、倉庫内の複雑化は常態化しています。レックス・ブラウン社は、パートナーであるBigBoxグループのコンサルティングのもと、当社のソリューションを選択し、レンジャー モバイル ソートを導入して、流通する在庫の複雑性を管理するとともに、仕分け能力をシフトあたり2万個まで拡張し、今後数年間でこの量を倍増する計画を持っています。レンジャー・モバイル・ソートで、これは完全に可能になりました。
レックス・ブラウンのサービスは、ソーシング、ブランディング、ディストリビューションをカバーし、B2BとB2Cの両方の機能を備えています。EMEA全域で事業を展開し、APAC全域に拡大中で、1日の出荷量は30,000個に拡大しています。

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